総理は改憲いうより先に「桜」の説明を 小沢氏

2020年01月21日 06:30

 第201回国会が20日召集され、安倍晋三総理は施政方針演説で、憲法について「国のかたちを語るもの」などと持論を展開し、改憲には「未来に向かってどのような国を目指すのか。その案を示すのは国会議員の責任ではないか」などと議論を進めるよう呼び掛けた。

 安倍総理は「新たな時代を迎えた今こそ、未来を見つめ、歴史的な使命を果たすため、憲法審査会の場で、共にその責任を果たしていこう」とアピールした。

 かつて自民党幹事長も務めた小沢一郎衆院議員は安倍総理の改憲議論推進を呼びかける最近の発言にはツイッターで「憲法改正などと高尚なことをいう前に、まず自分の後援会850人を税金で接待した(桜を見る会をめぐる)公職選挙法違反について説明するのが先」と指摘。

また小沢衆院議員は安倍総理に対し「三権分立による権力の均衡や法の下の平等、行政の公平性・中立性といった、憲法の基本理念を次々にぶち壊している己の悪行三昧を自覚すべき」とも指摘し、まず『行政私物化』疑惑を明確に国民に説明することが先決と発信している。衆参予算委員会で「桜」をめぐる追及は活発化しそう。(編集担当:森高龍二)