日本共産党の志位和夫委員長は23日、医療崩壊を止めるため、与野党協力して政府に「緊急財政出動を」求めようと呼び掛けた。
志位氏は(1)PCR検査センターの整備費に数百億円必要(2)コロナ患者の受入れ病院への財政補償に半年で1兆4000億円程度必要だが、どちらも補正予算案に盛り込まれていない、として、これらの予算を盛り込むよう政府への働きかけを与野党超えて行う必要があると提起した。
志位氏は「政府は検査をやりすぎると医療崩壊が起こるとして検査を絞ってきたが、その結果、市中感染が蔓延し、院内感染が多発し、医療崩壊が始まっている」と初期対応に問題があったことを直視し「大量検査にはっきりと舵を切り替えるべき。この立場にたって、十分な予算的措置を講じるべき」と強く政府に求めた。
志位氏は「医療崩壊を止めるためには大量検査が絶対に必要」と訴え「そのために政府が本気の財政支援を行うべきだ」と民放のテレビ番組でも強く求めていた。(編集担当:森高龍二)