「地方の国立大学の定員を増やす」安倍総理語る

2020年07月17日 06:07

 安倍晋三総理は15日開いた「まち・ひと・しごと創生会議」で「テレワークなどが普及する中、足元で20代の若者の地方への転職希望者が大幅に増加している、という調査もある」とし「集中から分散へ。日本列島の姿、国土の在り方を、今回のコロナ感染症は根本から変えていく。そのきっかけにしなければならない」と語った。

 安倍総理は「カギは若者」と強調し「若者を引き付けるような魅力ある学びの場、働く場を地方につくり上げていく」必要を提起し「地方にこそ、チャンスがあると考える若者たちの背中を後押しすることで、東京圏への一極集中の是正に向けた取組みを進めていく」と語った。

 そのため、安倍総理は「地方の国立大学の定員を増やす」と語ったほか「地場企業を含めた産学官連携の下に、STEAM人材の育成など、魅力ある学びの場としての地方大学改革パッケージを策定する。またリモートワークやサテライトオフィスの積極的活用を通じた、都市部から地方への仕事の移転や地方移住への支援など、地方への人の流れを力強いものとしていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)