自公政権に代わる選択肢を国民に示す「立憲民主党」が15日、誕生した。衆院議員107人、参院議員43人が結集し、政権交代で『新自由主義的社会』から『支え合う社会』への転換をめざす。
枝野代表は結党あいさつで「過度に競争をあおる、行き過ぎた自助と自己責任を求める新自由主義か、支え合いの社会か」と筆頭に「自助」を挙げ「共助・公助そして絆」と続ける自民党の菅義偉政権の社会をめざす立ち位置の違いを強調した。
枝野代表は同時に「公文書が改ざんされ、真相が闇に葬られる国なのか、正しく管理、公表され正義が貫かれる国なのか」「国民ひとりひとりをみない政治か、現場の声とともに行動する政治なのか」と自公政権との対比を鮮明にした表現で、立憲民主党が目指す社会、政治、国家を謳い上げた。
党の役員人事では筆頭代表代行に平野博文元内閣官房長官、代表代行に蓮舫元行政刷新・消費者担当大臣と江田憲司元総理秘書官。幹事長に福山哲郎元内閣官房副長官。政調会長に泉健太元大臣政務官。国対委員長に安住淳元財務大臣を起用した。
また副代表には玄葉光一郎元外務大臣、長妻昭元厚労大臣、原口一博元総務大臣、辻元清美元国土交通副大臣、森裕子元文部科学副大臣の5氏を提案。いずれも了承された。
結党大会後の記者会見で枝野代表は人事においての女性起用を聞かれ「弱点と言われる広報について蓮舫代表代行にやっていただくことにした」と語り、期待を示すとともに、執行役員9人中2人が女性で、常任幹事までを含めると全体の3割近い比率になる旨を語った。(編集担当:森高龍二)