日本共産党の志位和夫委員長は日本学術会議が会員に推薦した6人を菅義偉総理が任命拒否したうえ、「学問の自由とは全く無関係」と言い切ったことに対し、8日までにツイッターで「憲法23条の『学問の自由』は『個人が、自由に学問ができること』だけでなく、『公的学術機関が国家から介入を受けずに、自主的な活動ができる』ことが含まれる」と指摘。総理の行為は明らかに憲法違反だと厳しく非難した。
志位氏は「後者の自由がなければ前者の自由も保障されない。日本学術会議という公的学術機関への人事介入が憲法23条違反であることは明瞭だ」と断じた。
また「国会答弁で(政府が)『学会から推薦のあった者は拒否しない』と言明していたものを、政府の一存で180度覆すことが許されたら、およそ国会審議は意味をなさなくなる。立法府は与野党を超えて断固抗議すべきだ」と政府に超党派で抗議するべきだと呼び掛けた。(編集担当:森高龍二)