マスクによる肌荒れを解消! Withコロナの最新スキンケア

2020年11月03日 08:38

画・感染症

新型コロナウイルスの感染が収束しないまま、冬の足音が聞こえてきた

 新型コロナウイルスの感染が収束しないまま、冬の足音が聞こえてきた。欧米諸国では再び感染が拡大しているといわれる中、日本も決して対岸の火事ではない。ただでさえ空気が乾燥しやすい冬を前に、私たちが今とるべき対策を再確認しておきたい。

 神戸市の理化学研究所を主とした研究チームが、最新のスパコン「富岳」を使って、飛沫と湿度に関する予測を発表した。報告によると、高湿度の部屋に比べて、低湿度の部屋の方が飛沫が霧状に広がりやすく、かかる飛沫が約3倍増加するという。つまり、乾燥した部屋の中では、ソーシャルディスタンスやマスクによるリスク低減がより重要になってくるのだ。

 しかし、マスクをすることで別の悩みも生まれている。肌の弱い人や敏感肌の人、女性に多くみられる「マスク荒れ」だ。今、マスクの刺激や着脱時の寒暖差で肌荒れを起こす人が急増している。とはいえ、肌荒れを嫌がって感染すれば元も子もない。そこで活躍するのが最新のスキンケアアイテムだ。

 2020年8月、資生堂〈4911〉は同社が展開する敏感肌総合ブランド「dプログラム(DPROGRAM)」から、肌荒れ対する低刺激をテーマに「モイストケアローションMB」を発表した。同製品は、常に肌の上に存在する「皮膚常在菌」に着目し、肌に対して有効な働きをする「美肌菌」を活性化することで、自ら潤いを保つ状態へと導くという。肌荒れを未然に防ぐバリア機能を保つことで、新たな肌荒れを防いでくれるのだ。
 
 これに続き、コーセー〈4922〉も、2020年9月に新商品「カルテ ヒルドイド モイスチュアクリーム」を発売した。同製品は、皮膚科学に特化した製薬企業として保湿・抗炎症薬「ヒルドイド」を手掛けるマルホと共同開発されたもので、保湿機能の再構築を手助けする「ヘパリン類似物質HD」を配合し、モイスチュアクリームで潤いをパックしてくれるという。

 また、2020年のwithコロナのスキンケアは、大手化粧品メーカーの製品以外にも注目したい。例えば、肌への優しさとウイルス対策の両方を満たすアイテムとして人気が急上昇しているのが、山田養蜂場が10月にシリーズから展開しているした「ウィルスキンクリア」シリーズだ。同社では、これまでにもミツバチ産品の豊富な栄養素と抗ウイルス・抗菌効果を活かしたスキンケアを展開してきたが、さらに厳選した肌に優しい植物由来成分を配合することで、敏感肌の人やマスク荒れを気にする人でも使いやすい商品の開発に成功している。

 中でも「ウイルススキンクリア フェイスミスト」は、日中でも手軽に潤いを補給することができ、乾燥やマスクによる肌荒れを防止することができるので、女性はもとより、男性や子どもにも利用者が拡大しているそうだ。

 Withコロナの時代、マスクは生活に欠かせない重要なアイテムだ。なかなか簡単に外すことは難しい。マスクによる肌荒れなどで悩んでいる人はあきらめないで、最新のスキンケアアイテムをチェックし、自分の肌に合うものを探してみてはいかがだろうか。(編集担当:今井慎太郎)