NHK受信料「国民負担少なくするべき」総務相

2020年11月22日 08:22

 武田良太総務大臣は20日の記者会見でNHKの受信料について「コロナ禍において、公共放送として低廉化を図るのは当然のこと」と語り、「少しでも国民の負担を少なくするべき」とし、受信料値下げを注視していくとの考えを明確にした。

 武田大臣は「 報道の自主自律は全ての報道機関に対して共通の項目だが、民放と違ってNHKは紛れもなく公共の放送機関であるということを認識していただかなくてならない」と強調。

 そのうえで「今日までのNHKの経営方針、それが国民の納得いくものかどうか。もっともっと努力して、少しでも国民の負担を少なくするように誠心誠意努力しているのかどうか。そうしたところは、しっかり注視してまいりたい」と語った。

 武田大臣は「まずはNHK自身が公共放送としてあるべき姿を国民に示す、国民から納得がいく組織として、公共放送とは一体何なのかということを、国民がその必要性を感じていただけるように、しっかりとした姿勢で結果を残していただきたい」と語り、公共放送として国民に納得感が得られるよう、まず、自主的取り組みを国民に示していくよう求めた。(編集担当:森高龍二)