往来自粛要請の検討「現時点ではない」菅総理

2020年12月20日 08:32

 菅義偉総理は16日の記者会見で新型コロナウイルス感染症拡大防止のために往来の自粛を求めるかどうか検討しているのか、と記者団に問われ「現時点においてはない」と答えた。

 また国民に対して5人以上での会食に自粛を求めていながら自身が5人以上で会食をしていた問題について「他の方の距離は十分ありましたが、国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省しております」と記者団に答えた。

 菅総理は国民に対してGoToトラベルの全国一斉一時停止を発表するとともに「年末年始を静かにお過ごしいただきたい」と自粛要請をした当日に銀座で自民党の二階俊博幹事長や俳優ら7人と会食していた。会食は「忘年会」だったという。これには当然ながら野党や与党内からも、国民からも批判が高まっていた。

 なお、この日の会見で菅総理は「年末年始、集中的に対応していくために時間短縮の延長やGoToの一時停止を決定した。最前線で御尽力されておられる医療機関、そして従事者の皆さんへの支援をしっかり行っていきたい。国民の命と暮らしを守るために、全力を挙げて取り組んでいきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)