桜前夜祭疑惑「年内招致にこだわらない」蓮舫氏

2020年12月20日 08:40

 立憲民主党の蓮舫代表代行は18日、自民党が安倍晋三前総理の後援会が主催した「桜を見る会前夜祭」を巡る一連の疑惑に関し、安倍氏の国会招致に応じる方向で調整に入ったとする報道を受け「自身の国会での虚偽答弁、野党への挑発的答弁を含めてきちんと謝罪、説明ができることが求められる」とし「『捜査中なので答弁を差し控える』 しか答弁しないのでは意味がない」とツイッターで発信。「ここは年内の招致にこだわらない」と書き込んだ。

 都内のホテルで催された前夜祭費用を巡って、安倍総理は参加費1人5000円での参加者個々人とホテルとの契約で安倍事務所に収支はなかったと国会答弁で主張。しかし、不足分を安倍氏側がホテルに現金で支払っていたことがこれまでに濃厚になっている。このため政治資金規正法(不記載)や公職選挙法(選挙民への寄付行為)違反の疑いが出ている。

 ただ安倍氏のこれまでの国会答弁を踏まえれば、国会招致は虚偽答弁すれば偽証罪に問われる「証人喚問」でなければ「捜査中なので答弁を差し控える」「秘書からそのように聞いた」と対応をすることが容易に推測される。

 ネット上では「自ら確認するのを怠り、補填は証拠が残らない現金で決済したという一連のやり方は明らかに確信犯、国会で説明するならあらゆる疑問に誠実に答えないのなら橋下氏(元大阪府知事)の言う通り、政界から引退するんだな」との声や「証人喚問の形でしか答弁させない方が良い。あれだけ税金を使った国会での答弁で嘘八百。いくらこれから知らなかったと釈明しても電話かメール、FAXでLINEなど事務所、ホテル側、招待客などに確認すれば数分で事実の把握は出来たはず」「偽証罪がある証人喚問以外どうして彼が?をつかないといえようか」と厳しい声が並んでいる。(編集担当:森高龍二)