総理、オリ・パラの理念しっかり実現をとエール

2021年02月21日 08:51

 菅義偉総理は東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視発言で引責辞任し、後任にオリンピック担当大臣だった橋本聖子氏が就任したことについて、18日記者会見し「橋本新会長にはオリンピック・パラリンピック担当大臣として、一生懸命に頑張っていただきました。新会長に就任されるわけでありますけれども、国民の皆さんや世界から歓迎される安全・安心の大会に向けて、全力を尽くしていただきたいと思っています」と期待を寄せた。

 そのうえで「政府としてはしっかり応援したい」とするとともに「橋本新会長は女性活躍担当大臣でもあった。また夏・冬のオリンピックに7回出場した経験もあります。こうした経験をいかし、東京オリンピック・パラリンピック大会の正に理念をしっかり実現するように頑張っていただきたい」とエールを送った。

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会については「国民の皆さんから信頼される透明で開かれた組織委員会であってほしい」と述べた。

 一方、橋本氏の後任として元オリンピック担当大臣の丸川珠代参院議員を起用したことについて、菅総理は「オリンピック・パラリンピック、女性活躍、男女共同参画担当大臣(への就任)をお願いした。国会会期中であり、支障をきたさないように担当大臣としての経験をいかして頑張っていただきたいし、女性として、若い発想で、この担当大臣として、安全・安心の大会を是非実現してほしいと思っています」と述べた。(編集担当:森高龍二)