「山田広報官は反省している」続投させる菅総理

2021年02月26日 05:57

 菅義偉総理は24日の記者会見で総務省審議官時代に利害関係者にあたる東北新社勤務の総理長男・菅正剛氏から接待を受けていた山田真貴子氏を内閣広報官に任命した責任について「任命する際、そうした違反行為については承知していなかった」と釈明した。

そのうえで「山田広報官は真摯に反省し、給与を(月額の10分の6を)返納していることも事実であり、私からは官房長官に指示し厳重に注意した」と述べ「山田広報官は今回のことについて真摯に反省しているので、今後とも職務の中で頑張ってほしい。女性の広報官として期待しており、そのまま専念してほしい」と職務を続投させるとした。

 また「私の長男が関係し、結果的に国家公務員法違反の行為をさせてしまったことについては大変申し訳なく、国民の皆さんにお詫び申し上げたい」と陳謝した。

 一方、東北新社のみが会食を重ねられたことについては「全く承知しておりませんでしたので、そうしたことについてはしっかり襟を正していくべき思っている。総務省でしっかり調査されると思っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)