コロナ禍で関心高まるサプリメント市場。おすすめの「ビタミンD」、「ビタミンC」、最新情報

2021年03月28日 08:42

画・健康志向食品が好調。感染予防で免疫賦活作用系が高い伸び。美容系は縮小。

ウイルスからの自衛手段の一つとして「免疫」への関心が高まっている

 日本でもワクチン接種が始まり、安心ムードが漂い始めた矢先、ワクチンを接種した人に強いアレルギー反応であるアナフィラキシーの発症が確認されたり、さらには緊急事態宣言の再延長や、死亡リスクが高いといわれる変異株の出現など、新型コロナウイルス関連の混乱は未だ終息が見えてこない。

 また、たとえこの先、さらに効果的なワクチンや薬が開発されたとしても、これまでの感染拡大の規模や不顕性感染、いわゆる無症状感染などもみられることから、新型コロナウイルスを根絶してしまうことは不可能に近いと思われる。つまり、私たちはこの先もウィズ・コロナの生活を覚悟しなくてはならないのだ。

 そんな状況の中、ウイルスからの自衛手段の一つとして「免疫」への関心が高まっている。

 感染症対策は、まずは原因となるウイルスそのものとの接触機会を減らすことに加えて、体の抵抗力を高めることが有効とされている。これまで高齢者や疾患を持つ人で重症化した例が多くみられることからも、それは明らかだ。では、どうすれば免疫を高められるのだろうか。

 一般的に言われているのは、適度な運動と適切な食事、十分な睡眠をとることだ。しかし、不要不急の外出を控える自粛が求められている中、ましてやマスクを着けながら運動するのもなかなか難しい。また、コロナ禍によるストレスや不安で、安眠できていないという人も多いだろう。そして食事も、家にこもりきりではお腹も減らないし、無理に食べると太る原因にもなる。そこで今、世界的に関心が高くなっているのが、サプリメントや機能性食品成分だ。

 中でもとくに、感染予防として注目されているのがビタミンDとビタミンCだ。

 ビタミンDは、免疫賦活作用や抗ウイルス作用、抗炎症作用があるので、ウイルスからの感染リスクを抑えたり、重症化予防にも役立つといわれている。ところが、日本人の8割でビタミンDが不足しているともいわれているうえに、食事からは十分に摂取することは困難なのだ。さらにビタミンDは日光に当たることによって皮膚で合成されるが、コロナ禍での自粛生活では、それもままならない。そこで、サプリメントの出番というわけだ。でも、サプリメントの定番ともいえるビタミンDだけに、ほとんどの関連メーカーから発売されているので、どれを選んでいいのか悩んでしまうかもしれない。そんな人には、大塚製薬が展開するネイチャーメイドブランドがおすすめだ。安心できる日本メーカー産であることに加え、通常のビタミンDのほか、1粒当たり1000IUと高配合なスーパービタミンDという商品もあるので、好みに合わせて選ぶこともできる。

 またビタミンCは健康や美容に良いというイメージを持っている人も多いだろう。強い抗酸化作用を持つほか、免疫では体内に侵入したウイルスや細菌を食べることで感染を防ぐマクロファージの働きを強化したり、免疫細胞に指令を出すT細胞やB細胞の分化や増殖を促し、抗体の量を増やしたりする働きがある。実際にビタミンCを摂取することで、摂取しない場合と比べて風邪を予防したり、風邪をひいても症状が軽く早く治るという報告もあるようだ。ストレスでビタミンCの消費量は増化するので、自粛疲れを感じている方には特にとってもらいたい。。

 ビタミンCのサプリメントも、様々なメーカーやブランドから発売されているが、山田養蜂場が3月22日から新発売した「ビタミンC」。同社がこのコロナ禍において満を持して発売する「ビタミンC」は、「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほど、レモンの4倍ともいわれるビタミンC含有量を誇るローズヒップや、果物の中でもビタミンCの含有量が多いことで知られるアセロラ粉末を、業界トップクラスの1100mgも使用しているという。レモンに換算すると、1粒で約50個分というから驚きだ。聞いただけでも口の中が酸っぱくなりそうだが、実は植物由来成分のコーティングを施すことで、酸味が苦手な人でも非常に飲み易く仕上げられている。また、ローズヒップ・アセロラともに天然の果実を丸ごと搾汁した果汁を粉末化した原料を使用したり、全ロットで農薬検査を実施して、安全性を確認した原料だけを使用するなど、品質管理に定評のある山田養蜂場らしいこだわりも嬉しい。毎日食べるものだから、天然の素材や品質にこだわったものを選びたいものだ。

 もちろん、ビタミンDやビタミンCは感染予防だけでなく、日々の健康維持や美容にも役立つ栄養素だ。

 新型コロナウイルス対策と考えると何となく憂鬱にもなってしまうが、免疫を高めることは、自信を若々しく美しく保つことにもつながる。サプリメントを上手く利用して、この困難な世の中を明るく元気に乗り越えていきたいものだ。(編集担当:藤原伊織)