五輪・パラ開催是非の議論を 立憲・福山氏

2021年04月30日 06:42

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日の記者会見で、変異型コロナ感染が全国的に急速に拡大する中、東京五輪・パラリンピックは開催すべきかを聞かれ「アスリートや関係者の努力を考えると軽々に中止というのは言い難いと思う」と複雑な心境を示した。

 その一方で「大会直前になって緊急事態宣言を出さざるを得ない状況に持ってきている菅内閣の責任は重い」と政府対応のこれまでの取り組みに問題を提起した。

 また福山幹事長は「政府が海外の反応がどういう状況か、まったく開示しない」ことにも問題だと言及。「IOCなどに各国から問い合わせが来ていると思う。コロナ感染者数は世界ではこれまでの最高になっている。変異種がこれだけ猛威を振るっている中、選手を受け入れるときに、日本の国民としてもホントに歓迎して受け入れるのか、国民感情もある。政府はそういったことも国民に説明しながら、開催するのかどうかの議論をしなければいけない」と開催是非の議論を求めた。「感染状況を見ながら、どう判断するかだ」。(編集担当:森高龍二)