五輪関係者はできるだけ自国でリモート観戦を

2021年07月07日 10:23

 立憲民主党の蓮舫代表代行は東京五輪の開会式が「無観客でも『五輪ファミリー』観戦容認へ」との報道に6日「復興でも、選手のためでも、コロナに打ち勝った証でもなくIOCファミリー最優先なんでしょうか」とツイッターで発信。「五輪関係者とその家族はできるだけ自国でリモート観戦を」と訪日を自粛して感染抑止に協力してもらうよう求めた。

 五輪ファミリー観戦容認への報道は朝日新聞が5日、デジタル配信していた。記事では「開会式で1万人程度とされる国際オリンピック委員会などの関係者やスポンサーら(観客にカウントしない)『別枠』については、できる限り圧縮したうえで入場を認める方針だ」と伝えた。記事は「出席者を数百人規模まで絞り込みたい考えだ」と大幅縮小し、国民の理解を得たい考えもうかがわせている。

 一方、萩生田光一文部科学大臣は6日の記者会見で、理化学研究所に指示しスーパーコンピューター富岳を用いて国立競技場を模して飛沫のシミュレーションから新型コロナ感染リスクについての試算を行った、とし、その結果「全員がマスクをした状態で観客間に空席を設けることで感染リスクが下げられることがわかった」とした。

 萩生田大臣は「客席の後方から風が吹いている条件で、感染リスクは限りなく『ゼロ』に近い」と述べた。「客席の前方から風が吹いている条件では感染リスクが少し上がるが、11万人動員した場合の新規感染者数の試算は1名に満たない程度であることがわかった」とした。萩生田大臣は「当初に1万人ということだったので、1万人で試算したが、ことさら1万人を強調するものではない」と述べた。

 また「シミュレーションでは国立競技場館内の話であり、会場に人を入れるとなるとゲートを絞り、時間差での入出も当然考えなければならない」とした。そのうえで無観客も視野に考えなければならないだろうと述べ、「観客に関しては今後、5者協議で決まる」とした。(編集担当:森高龍二)