総裁選とコロナ対策両立無理でコロナ選択と総理

2021年09月05日 08:28

 菅義偉総理は3日、自民党総裁選挙に出馬しないと表明した。菅総理は新型コロナウイルス感染症対策にも、自民党総裁選挙にも「莫大なエネルギーがいる」とし「両立はできない。どちらかを選択しなければならない。国民のみなさんと何回も約束している。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために、私は専念したい。そう判断した」と不出馬の理由を述べた。

 そして「国民のみなさんの命と暮らしを守るのは総理としての責務。コロナ対策に専念して、これをやり遂げたい」と強調。また「来週にでも改めて記者会見したい」と語って、記者団の問いかけには応じなかった。

 立憲民主党の蓮舫代表代行は「総裁選とコロナ対策が両立しないとの判断ならば、コロナ対策のために国会を開いてください。そして、これだけの重い判断です。一方的に話して立ち去るのもやめてほしいです」とツイッターで国会を開くよう求めた。(編集担当:森高龍二)