森友改ざんの再調査要請に私たちも待つ 蓮舫氏

2021年10月10日 08:15

 立憲民主党の蓮舫代表代行は森友学園への国有地売却をめぐり、公文書の改ざん問題で自死した近畿財務局元職員赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、岸田文雄総理に客観的な立場による再調査を求めた手紙を送った報道を受け、7日「岸田総理の返事を私たちもお待ちします」とツイッターで発信した。

 雅子さんは「正しいことが正しいと言えない社会はおかしいと思います。岸田総理大臣ならわかってくださると思います。第三者による再調査で真相をあきらかにしてください」と直筆でお願いの手紙を6日に送った。

 蓮舫氏は「(自民党)総裁選に名乗りを挙げた当初、岸田総理は『再調査』と公言されていましたが、安倍元総理にお会いしてから『調査しない』となりました」と批判。

 そのうえで「赤木さんのこの言葉の重さ。人の話を聞くのが特技という岸田総理の返事を私たちもお待ちします」と発信した。

 岸田総理は7日「手紙を受け取ったうえで、対応について考えたい」と記者団の問いに応じたことが報じられている。ただ、この日の官房長官の記者会見で松野博一官房長官は「再調査は考えていない」などとこれまでの政府姿勢を継承した発言しかしていない。岸田総理は納得感を持ってもらえる丁寧な説明と共感を得る政治を進めるはずだが、これはコロナ対策に限ったものなのか、国民も総理の返事を注視して待っている。(編集担当:森高龍二)