岸田文雄総理は11日、副大臣、大臣政務官とのそれぞれの初会議に出席し「今回の総選挙で国民から頂いた多様な声を真摯に受け止め、形にする、信頼と共感を得られる政治を実現していくことが重要」と語った。
岸田総理は「新型コロナ対応と経済対策に取り組みます。同時に、新しい資本主義を起動し、成長を実現し、その果実を国民一人一人に実感していただける経済を作り上げます。そのために、成長のための投資と改革に大胆に取り組むとともに、分配のための新たな仕組を作り、動かしていきます。また、日本の平和と安全を守り抜き、世界に貢献する外交、安全保障を推進いたします」と強調。
そのうえで「岸田内閣の一員として、こうした基本方針を肝に銘じ、政策の実現に邁進していただきたい」と期待した。
岸田内閣は基本方針として、第1に国民の声を丁寧に聞き、政策に反映させていくこと。第2に個性と多様性を尊重する社会を目指すこと。第3にみんなで助け合う社会を目指すことを柱に、コロナ対策、新しい資本主義の実現、国民を守り抜く外交・安全保障、危機管理の徹底、東日本大震災からの復興、国土強靭化にスピード感を持って取り組むとしている。(編集担当:森高龍二)