日本共産党の志位和夫委員長はドイツ中道左派の社会民主党と環境政党・緑の党、中道・自由民主党の3党が連立政権樹立へ24日に合意し「核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加を政策合意書に盛り込んだ」ことに「ノルウェーに続くNATO加盟国のこの決断を心から歓迎する」と歓迎し、評価する思いをツイッターで25日発信した。
共同通信は「ドイツがオブザーバーで参加すれば先進7か国で初めてとなる。ドイツは米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構に加盟。国内基地には米国の戦術核兵器が配備されているだけに影響は大きく、他の加盟国が追随する可能性がある」と報じた。
志位氏はこうした背景も踏まえて「核兵器禁止条約の義務を履行するなら、軍事同盟のもとでも条約への参加は可能だ。日本政府にも真剣な検討を求めたい」と核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加を真剣に検討するよう求めた。政府は未だに「米国の核の傘抑止力」に期待しているため、参加に慎重姿勢を取り続けている。(編集担当:森高龍二)