「批判ばかり」との批判に志位委員長が反論

2021年12月09日 06:27

 「野党は批判ばかり」との批判に、日本共産党の志位和夫委員長は「与党や補完勢力から投げつけられる『野党は批判ばかり』という非難は、結局のところ、自民党がどんなに間違った政治をやっても、それを『批判するな』『黙って従え』ということになる。日本共産党は、そのような暴論は断固拒否する」とSNSで発信した。

 志位氏は「事実に基づいた批判こそ、新しい政治を生み出す力」と訴えている。「たとえば弱肉強食の新自由主義を厳しく批判しているのは、命と暮らしを何よりも大切にする温かい政治をつくるため。古い政治を厳しく批判してこそ新しい政治をつくることができる。その役割を担うのが野党ではないか」と野党の立ち位置の一つをあげた。

 そのうえで「国民の怒りを代弁し、事実に基づく批判は徹底的に行う、それと一体に建設的提案を発展させ、多くの国民に希望が持てる未来を指し示す、こうした立場で知恵と力をつくして奮闘する」と「野党は批判ばかり」との攻撃に反論した。(編集担当:森高龍二)