ガソリン高騰にトリガー条項発動法案提出 立憲

2021年12月10日 06:26

 ガソリン価格高騰時に揮発油税などを引き下げる「トリガー条項」は東日本大震災の復興財源確保のため凍結されてきたが、立憲民主党は国民生活安定のために凍結を一時停止し、ガソリン高騰に歯止めをかけることが必要とし、7日「トリガー条項発動法案」を衆院に提出した。

 末松義規党財務金融部会長は「維新の会や国民民主党から同じような法案が提出されたが、私たちの方は一時的な停止で値下げを可能にする。維新、国民の法案は東日本大震災の財源を一切切って、無関係にしていくということなので、われわれとしては復興財源ということも考え、一時凍結という形にした」と述べた。

 山岡達丸党経済産業部会長は「議員立法なので、与党に同意いただければすぐにでも国会で成立する状況。成立に向け、国民民主党や日本維新の会の皆さまと同様の方向性をもっているわけですから、最終的な法案成立調整は国会の中でしっかりやっていきたい」と与野党超え調整して成立を目指したい考えを述べた。(編集担当:森高龍二)