「日本全国の小さな声を国会に届ける役割を担いたい」立憲民主党の辻元きよみ前副代表(元衆院議員)が今夏の参院選挙「比例代表」に出馬すると31日、発表した。国会復帰への待望論はさきの衆院選敗退時から多くあがっていた。低迷する立憲にとって野党としての存在感を示すうえでも必要な人材。辻元氏は自公・維新が議席の多くを占めれば、小さな声や異論が切り捨てられ、右傾化が進むと強く危惧している。
辻元氏はSNSで出馬動機に4点をあげた。(1)日本全国の小さな声・「こんなこと言っても国会に届かない」と思っている声を私がしっかり受け止めて、それをもう一度国会に、大きな声で届けていく。そんな役割をもう一度させてもらえないかと思うようになった。
(2)この夏の参議院選挙は『日本の分かれ道になる』と危機感を持っている。このままでは異論や小さな声が切り捨てられてしまう。一色に染まって、偏った日本になりかねない。それを阻止するために、みなさんとともに戦っていきたい。
(3)強い野党をつくりたい。仲間が今、苦戦している。政府与党が暴走しそうな時に、歯止めをかける。しっかりした対立軸を作ってチェックしていく。危機の時代、強い野党が必要。一刻も早く、多くの人たちの生活を守るために、野党を強くしていきたい。
(4)女性議員を増やす。女性の方が選挙は厳しいと言われてきた。衆院選で10%を切ってしまった。これまで女性議員を増やす活動をしてきました。そんな私が、1回ダメだったくらいでへこたれていちゃいけません。共に闘う仲間をつくり、参院選で女性を増やしたい。
辻元氏は「永田町を離れ、人々の暮らしと国会があまりにもかけ離れてるやんか、と思いました。困っている人の声が政治の場に届いていない・政策が行き渡っていない」この問題を解消するために、再び、国会へとの意を強くしたそうだ。(編集担当:森高龍二)