感染拡大ペースは落ち着きつつあると岸田総理

2022年02月16日 06:15

EN_0210_37

岸田文雄総理は15日の政府与党連絡会議で「新型コロナの感染拡大ペースは落ち着きつつある」との認識を示したうえで「オミクロン株の特性に応じたメリハリの効いた対策を更に講じていく」と語った

 岸田文雄総理は15日の政府与党連絡会議で「新型コロナの感染拡大ペースは落ち着きつつある」との認識を示したうえで「オミクロン株の特性に応じたメリハリの効いた対策を更に講じていく」と語った。

 岸田総理はコロナ感染に関して「足元、沖縄や広島では感染者数は減少しており、東京や大阪でも、ほぼ横ばいになっている。他方で、感染者の絶対数は多く、重症者が遅れて増加するリスクもある」とし「こうした状況を踏まえ、オミクロン株の特性に応じたメリハリの効いた対策を更に講じていく」と述べた。

 また水際対策について「2月末まで厳格な措置を維持することとしてきたが、3月以降の水際対策については、変異種を含めたオミクロン株に関する科学的知見の蓄積、内外の感染状況、海外における水際措置の状況などを総合的に勘案し、緩和に向けた検討を進めていく」と緩和の検討を語った。

 また国際情勢、特にウクライナ問題に関して、岸田総理は「予断を許さない状況にある」とし「先週末にウクライナの危険情報をレベル4に引き上げ、ウクライナ在住の邦人に対し退避を呼び掛けた。重大な懸念を持って情勢を注視しており、昨日、NSC(国家安全保障会議)4大臣会合を開催し、邦人保護や外交上の取り組み等について議論を行った。引き続き高い警戒感を持って状況を注視しつつ、G7各国と緊密に連携の上、状況の変化に応じて適切に対応していきたい」と状況を注視して対応していくとした。(編集担当:森高龍二)