松野博一官房長官は7日の記者会見で「4日のウクライナ南部のザポロジエ原発に対する攻撃は決して許されない暴挙だ」と厳しく非難したうえで「東京電力福島第一原発事故を経験している我が国として、強く非難する」と原発攻撃を特に厳しく非難した。
松野官房長官は「現地時間の6日、ウクライナ原子力規制監督局が東部ハリコフにある国立研究所内の原子力関連施設(物理技術研究所)がロシア軍により砲撃されたと発表したと承知している」とも述べ、これに「強く懸念している」と懸念を表明した。
松野官房長官は「ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、明白な国際法違反であり、厳しく非難する」と語った。
そのうえで松野官房長官は「国際秩序の根幹を守り抜くため、毅然と行動しなければならない。G7をはじめとした国際社会と緊密に連携し、ロシアに対する強い制裁措置をとっている。我が国は主権と領土、そして祖国と家族を守ろうと懸命に行動するウクライナ国民とともにある」と強調。
また、ウクライナとの連携を示すため、防弾チョッキはじめヘルメットなどを提供する方向で調整していく。また1億ドルの緊急人道支援を行う。ウクライナから第3国に避難した方の日本への受け入れも進めていく、と当面の取り組みを改めて示した。(編集担当:森高龍二)