DeNA代表取締役ら5人内定 戦略特区有識者

2022年04月03日 09:26

 松野博一官房長官は1日の記者会見で、国家戦略特区諮問会議の民間有識者の内、総理が任命する有識者としてディー・エヌ・エー(DeNA)代表取締役会長の南場智子氏ら5人を内定したと発表。近日中に議員に任命するとした。

 国家戦略特区諮問会議は国家戦略特区法に基づいて重要事項について調査・審議するために設置され、総理を議長に、議員としては官房長官、国家戦略特区担当大臣、総理が指定する国務大臣(財務・経済財政担当・規制改革などの担当大臣)、総理が任命する有識者で構成している。

 内定したのは南場氏のほか、ミライロ代表取締役の垣内俊哉氏、東大大学院教授の越塚登氏、経済同友会常務理事の菅原晶子氏、日大経済学部教授の中川雅之氏。

 現在、国家戦略特区地域には、仙北市、仙台市、新潟市、東京圏、愛知県、関西圏、養父市、広島県・今治市、福岡市・北九州市、沖縄県の10区が指定され、認定事業は400を超えている。広島県・今治市では特区を活用して、加計学園経営の大学に「獣医学部」が新設された。(編集担当:森高龍二)