気象庁は7日、南海トラフ地震関連情報として、南海トラフ周辺の地殻変動について「現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べ、相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」と発表した。
地震の観測状況(顕著な地震活動に関係する現象)で南海トラフ周辺では特に目立った地震活動はないとした。
平常時について、気象庁は南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は「平常時」においても、今後30年以内に発生する確率が70から80%あり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態と述べている。(編集担当:森高龍二)