安倍元総理は文科行政で多大な貢献と文科相

2022年07月15日 08:28

 末松信介文部科学大臣は12日の記者会見で、安倍晋三元総理が街頭での演説中に銃殺された事件について「白昼、演説中に襲撃するというのは断じて許されない。民主主義に対する挑戦でもある」と非難した。

 そのうえで末松大臣は「総理在任中、強力なリーダーシップで教育再生の取り組みをはじめ、文部科学行政の推進に多大な貢献を頂いた」と評した。末松大臣は「それを引き継ぎながら、教育の振興につとめたい」とした。

安倍元総理は教育基本法を改正し「わが国を愛する態度を養う」とする表現を盛り込んだ。「日本人として生まれたことに誇りを持たせる」というもので「愛国心」育成や「道徳」教育を義務教育に組み込み、道徳を「教科」にした。

 先の大戦について安倍氏は「侵略」との用語は国会答弁を含め一切使わず、2015年の戦後70年総理談話では「子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と誇りを持てる歴史観育成に傾注していた。(編集担当:森高龍二)