ロート製薬は、機能性化粧品の先駆けとして市場をリードしてきた「Obagi(オバジ)」ブランドより、「PQQ(ピロロキノリンキノン)」を配合した美容液「オバジ アクティブベースPQエッセンス」を1日に発売した。
「PQQ」とは、食品では納豆や豆腐などに含まれており、体に必要であるものの体内では作ることはできないビタミン様物質で、体全体の細胞エネルギー代謝を促進することで知られ、注目を集めている成分である。アメリカでは脳機能改善を目的としたサプリメントが発売されているが、技術的な問題から外用剤としての実績はこれまでになかった。そんな中で同社は、世界で初めて「PQQ」を外用剤に配合することに成功。すでに百貨店専門のプレステージブランド「episteme(エピステーム)」にて同成分を配合した美容液を今年9月に発売しており、好調に売上を伸ばしている。そしてこのたび、ドラッグストアで購入できるアイテムとして「Obagi」より新製品をリリースした。
「オバジ アクティブベースPQエッセンス」を開発・発売するにあたって同社が注目したのは、ツヤの低下や毛穴の目立ち、乾燥による小じわなどの肌症状を引き起こす初期エイジングで、その原因を、潤いを作り出せず、肌の内部が”すかすかな”状態になっていることだと考えた。そのため、肌が自ら美しくなるためには、肌のターンオーバーを正常にすることと良質な肌細胞を作り出すことが重要だという。同商品には「PQQ」の他に、シリーズ共通の「アクティブベース成分」、「ツボクサエキス」をはじめとした保湿成分が配合されている。さらに、それらの有効成分を肌の奥深く角質層へしっかりと届けるためにオリジナルの高浸透技術「シュートソーム」を採用している。
製薬会社の先進的技術を駆使して開発・発売された新製品が、初期エイジングという女性の肌の悩みを解消するのか、注目したい。