国会は10月3日召集、12月10日までの69日間の会期で開かれることになった。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係、安倍晋三元総理とのつながり、世界平和統一家庭連合と自民党憲法改正草案の重なりすぎる共通項、国葬儀の在り方。
憲法53条に基づく衆参両院いずれかの議員の4分の1以上の国会召集要求があった場合、要求日から20日以内に召集しなければならないようにするための国会法改正、東京五輪を巡る汚職事件の徹底解明・政治責任、相次ぐ物価高とその対策などなど、直近の深刻な案件だけでも議論すべきことが山積している。
立憲の安住淳国対委員長は28日午前、国会開会まで6日なのに、未だに会期の幅、提出法案、少なくとも前半の審議日程がこちらに一切話がない、極めて異例だと問題視した。その後、会期については12月10日までとの連絡が与党側からあった。
安住氏は「国会は段取りが非常に重要と思う。それができない人たちに国家が回せるはずがない。岸田政権そのものの屋台骨が揺らいでいるのではないかということを、この国会の混乱ぶりは証明しているのではないか」と懸念した。
また国会運営について安住氏は「国会が始まったら、少数会派に対しての審議時間を十分に確保する、そこで議論することで国民の負託に応えていくということを要求したい」と少数会派に配慮し、丁寧な国会運営を行うよう求める考えを示した。(編集担当:森高龍二)