浜田靖一防衛大臣は7日の記者会見で「自衛隊と海上保安庁による武力攻撃事態を想定した共同訓練を早期に実施したいと考えている」と語った。
浜田大臣は自衛隊と海上保安庁の共同訓練について「海上警備行動命令が発令される事態を想定した共同訓練は引き続き実施するが、武力攻撃事態を想定した共同訓練を早期に実施したいと考えている。自衛隊法第80条に基づく、武力攻撃事態における防衛大臣による海上保安庁の統制要領は既に作成に向けた作業をしており、共同訓練において検証していきたいと考えている」とした。
またこの日の会見で、航空自衛隊を「航空宇宙自衛隊」に名称変更することについて「宇宙空間の安定利用を確保することは国家にとって死活的に重要であり、防衛省・自衛隊としても、宇宙優勢を確保すべく、宇宙作戦能力の強化に取組んできた。名は体を表すという観点から、航空宇宙自衛隊へ改称することが適切と判断した。自衛隊の名称変更は、自衛隊創立以来初の試み」とした。(編集担当:森高龍二)