梅雨時期は熱中症に要注意! 温度と湿度を上手に管理して梅雨を乗り切ろう

2023年07月02日 09:33

7月に入ったが、鬱陶しい空模様が続いている。気象庁の発表によると、北陸地方と東北地方が6月11日に梅雨入りし、北海道を除く沖縄から東北までの日本全国が本格的な梅雨シーズンに突入した。梅雨明けは、概ね平年並みと予想されており、7月後半頃まではジメジメとした天気が続きそうだ。

 雨もさることながら、この時期に気をつけたいのが体温調節だ。真夏ほど気温は高くなくても、湿気が多い。そのため、汗をかいても蒸発しづらいので熱中症には充分な警戒が必要だ。熱中症は炎天下の屋外で発症するイメージが強いかもしれないが、実際はそうとは限らない。熱中症は多いのは、自宅の中なのだ。エアコンの除湿機能などを上手に利用して、温度や湿度の管理に努めたいところだが、折しも電気料金の高騰が続いており、頭が痛い。

 では、エアコンの温度は何度に設定すれば、身体にも家計にも優しいのだろうか。環境省の推奨する冷房温度は室温28℃となっている。冷房時は設定温度を1℃高めに設定すると、約10~15%程度の節電効果が得られるそうなので、例えばこれまで25℃設定にしていた冷房温度を28℃にするだけで3割程度の節電ができることになる。また、湿度についても、実は雨の日でも小まめに換気した方が良いらしい。部屋を閉め切って熱気をこもらせるよりも、対角線にある窓を2カ所開けて換気したり、扇風機を外に向けて回すなどすることで、部屋の湿気を素早く外に出すと、エアコンの効きも良くなる。

 梅雨時期の熱中症対策は水分補給もポイントだ。真夏のカンカン照りの太陽の下なら、立っているだけでものどの渇きを感じるものだが、この時期は雨が多いせいもあって、あまり喉の渇きを自覚しにくい。人は身体の水分の6%を失うと頭痛や体温の上昇などの脱水症状が現れるといわれるが、強い喉の渇きを自覚する頃にはすでに2%の水分が失われているという。梅雨時期なら尚更、気付くのが遅れてしまうだろう。喉の渇きを感じた時にはもう危険な状態であるかもしれない。出かけるときはもちろん、家やオフィスでもいつでも水分補給ができるように準備しておいた方が良いだろう。

 また、塩飴や経口補水液などで、塩分も併せて補給するようにしたい。例えば、山田養蜂場が毎年夏季限定で発売しているごくごく飲める熱中症対策ドリンク「塩とはちみつレモン」などがおススメだ。山田養蜂場の上質なオーガニック蜂蜜をベースに、爽快なシチリア産レモン、シチリア産海塩を使用しており、香料・着色料・人工甘味料不使用の高品質な熱中症対策ドリンクなのに、値段が140円(税別)というのも嬉しい。JR東日本駅構内コンビニ「NewDays」「NewDays KIOSK」と、エキナカを中心に展開しているacure の自販機の女性向けブランド「naturacure 」などで6月9日から販売して売れ行きも好調のようだ。
 
 コロナ禍もようやく終焉を迎えつつある中、今年はレジャーや観光など4年振りにの夏を満喫しようと考えている人も多いだろう。楽しい夏を迎えるために、梅雨の時期からしっかり熱中症対策をとって、元気に梅雨を乗り切ろう。(編集担当:藤原伊織)