岸田文雄総理は行政区を横断して三重県下で取組んでいる「デジタル田園都市国家構想・三重広域連携モデル」事業を7月31日視察。一般道での自動運転を今年度中に25か所以上を目指すとしたほか、レベル4での運転も10か所程度実装をめざすと自動運転推進へ意欲を示した。
岸田総理は「自動運転については一般道での通年運行事業を今年度中に、ここVISON(ヴィソン)バスを含め25か所以上に増加させ、早期に全国100か所以上の実施を目指す」とした。
また「2年前に『0』であったレベル4についても、今年度中に10か所程度で実装し、今後、全国各地の取組みを順次レベルアップしていく。このため、これまで11か月程度要していた審査を2か月程度に迅速化していく。VISONバスで来年1月開始を予定しているレベル4の運行も速やかに申請いただき、この秋をめどに大幅に前倒しをする」と語った。
VISONは三重県多気町にある大型商業リゾート施設でオペレーターが同乗する「レベル2」で自動運転バス(エストニア製電気自動車「MiCa」を使用)を運行している。(編集担当:森高龍二)