裏金は自民党問題と党として一定額寄付 森山氏

2024年12月25日 06:48

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旧安倍派と旧二階派で不記載にしていた総額約7億円とみられ

 自民党の森山裕幹事長は23日会見し、いわゆる自民党派閥による「裏金」問題に関し「派閥にとどまらず、党全体の問題との認識をし、道義的立場から党の政治的ケジメとして一定額を寄付することとしたい」と語った。

 旧安倍派と旧二階派で不記載にしていた総額約7億円とみられる。寄付先を検討し早期に実施したい方針。自民党としては来夏に都議選や参議院選挙を控えて、特に『裏金問題』を新年にまで引きずることはなるだけ避けたいとの思いがある。

 ネット上では「寄付して全て終わったとしたいだろうが、そんな程度の話で済むんだろうか?総選挙運動期間中に裏金問題で非公認の候補者に2000万円を支給したのはどうなんだろう。企業団体献金禁止とする政治資金規制法改正についても賛成して自民党の反省の姿勢を積極的に示すべき。このままでは来年の参議院選挙は惨敗してしまう。国民は厳しい目で見ている事をわすれないように」との声。

 「全容解明しようとする姿勢さえあれば、金額云々の話ではない。寄付で『幕引き』しようという姑息な考えが、むしろ『炎上』させるだろうな」「少なくとも旧安倍派会計責任者に国会で裏金づくり再開経緯の説明をして頂きたい」などの声があがる。(編集担当:森高龍二)