暑い夏は「重ねない」肌で快適に 1品多役の時短・多機能アイテムを比較

2026年08月22日 10:04

画像・ビジネス用語 外来語の支持率意外に低く

夏の外出時には、メイクの崩れやべたつきを抑えながら手軽に仕上げられるアイテムへの関心も高まる(写真はイメージ)

今回のニュースのポイント

暑い時季は、複数のスキンケア用品やベースメイクを重ねることが肌の負担になりやすく、汗や皮脂によるメイク崩れにも繋がります。そこで注目されるのが、保湿はもちろん、化粧下地、紫外線対策、ファンデーションなど複数の役割を一つにまとめた多機能コスメです。資生堂、コーセー、山田養蜂場の商品を取り上げ、各社が「1品多役」をどのように設計しているのか、機能や使い方の違いを整理します。

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 気温や湿度が高まる夏場は、朝のスキンケアやベースメイクで何層もの化粧品を重ね塗ることが負担に感じられる季節です。大量の汗や皮脂によってメイクが崩れやすくなるほか、手早く身支度を済ませたい、外出時の紫外線対策も万全にしたいといった複数の悩みが同時に生じます。こうした背景から、少ないステップで必要なケアと肌補正を1品で叶える多機能ベースメイクアイテムが、夏の選択肢の一つとなっています。

 主要メーカーの製品を見ると、多機能化へのアプローチや用途設定にはそれぞれの特徴が見られます。資生堂の「グレイシィ プレミアムBBクリーム」は、1品7役(凹凸カバー、顔色アップ、保湿クリーム、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、UVカット:SPF50・PA+++)を掲げるBBクリームです。化粧水などで肌を整えた後に塗布する設計となっており、毛穴や小じわ、くすみといった肌悩みをカバーしながら、紫外線対策の機能も備えています。

 また、コーセーグループのドクターズコスメブランド「フイルナチュラント」の「アルギンバリア BBクリーム」は、美容液、クリーム、日やけ止め、化粧下地、ファンデーションの5つの役割を1本にまとめています。7種の美容液ゲル成分を配合し、乾燥や肌荒れなどをケアしながら、ニキビや赤み、小ジワなどの肌トラブルをカバー。SPF25・PA+++の紫外線防止効果も備え、こちらも化粧水などのスキンケアで肌を整えた後に使います。

 一方、山田養蜂場の「薬用エッセンスインクッションBB」は、1品5役(化粧下地、日焼け止め:SPF47・PA+++、ファンデーション、コンシーラー、コントロールカラー)を掲げるクッションタイプのファンデーションです。6つのスキンケア効果(薬用シワ改善・美白ケア、バリアサポートなど)と6つのメイク効果(シワ・シミ・毛穴・くすみカバー、ツヤアップなど)を兼ね備えた医薬部外品として設計されています。独自開発の「デセン酸リッチローヤルゼリーエキス」などの保湿成分を配合し、手軽にメイクと肌ケアを同時に行える点が特徴です。

 このように「1品多役」と一言で言っても、「〇役」「〇効果」といった数字のカウント方法や機能の定義はメーカーごとに大きく異なります。そのため、単純に「役割の数字が大きいほど優れている」と判断することはできません。仕上がりの質感(ツヤ感かマット感か)、保湿力、カバー力、医薬部外品としての薬用ケアの有無、ファンデーションなのか、補正効果が高い下地なのか…といった形状の違いを総合的に見て選ぶ必要があります。

 多機能ベースメイクアイテムは工程を大幅に短縮できる利点がある一方で、「これ一つで絶対に万全」と言い切れない面もあります。例えば乾燥が強い肌には事前の十分な保湿ケアが不可欠であり、紫外線防御効果を十分に発揮させるためには各メーカーが推奨している使用量をムラなくなじませる必要があります。また、強いカバーを求めたい部位には重ね塗りが必要になり、汗をかいた後は塗り直しが求められる点も一般的なコスメと変わりません。「1品〇役」という数字にとらわれず、自分が必要とする機能が網羅されているかを見極め、有効かつ丁寧に使いこなすことが大切です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)