新型マイバッハ、3934万円 内装400色超、ChatGPTやGeminiも統合

2026年09月15日 11:53

マイバッハ

新型「メルセデス・マイバッハ Sクラス」。メルセデス・ベンツ日本は9月15日に発売し、メーカー希望小売価格はS 580が3415万円、V型12気筒エンジンを搭載するS 680が3934万円。車両全体の50%以上、約2700点の部品を新規開発または再設計した。(画像はメルセデス・ベンツリリースより)

今回のニュースのポイント

メルセデス・ベンツ日本は9月15日、新型「メルセデス・マイバッハ Sクラス」を発売しました。価格はV型8気筒エンジンを搭載する「S 580」が3415万円、V型12気筒の「S 680」が3934万円です(消費税込みのメーカー希望小売価格、価格は販売店が独自に設定)。車両全体の50%以上、約2700点の部品を新規開発または再設計した大規模な改良モデルで、ヒーテッドシートベルトや、生成AIを活用した最新の車載システムを採用しています。

本文
 メルセデス・ベンツ日本は2026年9月15日、フラッグシップセダンの新型「メルセデス・マイバッハ Sクラス」を発表し、全国の正規販売店を通じて発売しました。

 メーカー希望小売価格(消費税込み)は、V型8気筒ガソリンエンジン「M177 EVO」とマイルドハイブリッドを組み合わせる「Mercedes-Maybach S 580 (ISG)」が3415万円。6.0リットル(5980cc)V型12気筒ツインターボエンジン(最高出力612PS、最大トルク900N・m)を搭載する「Mercedes-Maybach S 680」が3934万円となっています。価格は税金(消費税除く)、保険料、登録諸費用を含まない参考価格で、実際の販売価格は販売店が独自に定めるとしています。今回の改良では車両全体の50%以上、約2700点の部品が新規開発または再設計されました。

 仕様面における大きな特徴が、オーダーメイドプログラム「MANUFAKTUR Made to Measure」の初導入による内外装の細かな選択肢です。外装色は過去の名車に用いられたカラーを含む100色以上から選択可能。内装色はPANTONEのポートフォリオに基づく400色以上を設定し、ステッチカラーも80色以上が用意されています。さらにイルミネーテッドステップカバーの照明色も70色以上から選択できるほか、ヘッドレストクッションやフロアマット等への希望文字・ロゴの刺繍にも対応します。

 居住性や装備の面では、ベースとなるSクラスロングモデルからホイールベースをさらに180mm延長し、その多くを後席足元空間の拡大に充てています。前席には、シートヒーターやステアリングヒーター、アームレストヒーターと連動する「ヒーテッドシートベルト」を初採用しました。後席には13.1インチに拡大されたMBUXリアエンターテインメントシステムを装備し、リアドアの電動開閉機能も備えています。

 デジタル技術の面では、自社開発の車載OS「MB.OS」と第4世代「MBUX」を新たに搭載しました。生成AIを活用する「MBUXバーチャルアシスタント」には、ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiが統合されており、自然な会話対応や短期記憶機能を提供します。ナビゲーションにはGoogle Mapsを採用し、Google CloudのAutomotive AI Agentによる車内会話サービスを統合しています。また、MBUXサラウンドナビゲーションでは、車両や周辺環境の3Dビューと運転支援機能を組み合わせて表示します。

 価格は3934万円、V12エンジン、内装400色以上、温まるシートベルト、そして生成AI。約4000万円のフラッグシップモデルでは、エンジンや後席の快適性だけでなく、ソフトウェアやAIも商品価値を構成する要素となっています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)