NYダウ11ドル高、ナスダック2.60%安 日経平均は続落警戒、先物6万2650円

2026年10月23日 05:47

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東京証券取引所の施設内に掲げられたロゴ。米国のハイテク株急落を受け、23日の東京株式市場では日経平均の続落が警戒されている。(資料画像)

今回のニュースのポイント

米国時間2026年10月22日の米株式市場は、AI関連企業による巨額投資の負担や採算性への警戒からナスダック総合指数が2.60%安と急落しました。ダウ工業株30種平均は11.89ドル高とほぼ横ばいにとどまり、主要指数の動きが分かれました。前日に1,713円安と大荒れとなった東京市場では、23日午前5時10分時点の日経平均先物が62,650円で推移しており、米ハイテク株安の波及を警戒する売りと反動買いの交錯が予想されます。

本文
 米国時間2026年10月22日のニューヨーク株式市場は、主要株価指数で明暗が大きく分かれる展開となりました。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日比11.89ドル(0.02%)高の52,867.98ドルと小幅高で取引を終えた一方、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は693.99ポイント(2.60%)安の26,008.85、S&P500種株価指数も93.74ポイント(1.21%)安の7,663.43と大幅に下落しました。米国のハイテク株急落は、日本時間23日朝の東京株式市場寄り付きに向けた警戒材料として意識されています。

 相場の重荷となったのは、AI(人工知能)関連企業による巨額の設備投資に対する懸念です。AI分野の主導権争いが過熱する中、膨大な投資に伴うコスト負担や将来的な採算性に対する投資家心理の慎重姿勢が強まりました。これにより、これまで相場をけん引してきた大手ITや半導体関連銘柄を中心に利益確定やリスク回避の売りが相次ぎました。一方で、下値買いが入ったダウがプラス圏を保つなど、米国株全体が全面安となったわけではなく、売りはハイテク領域に絞られた格好です。

 半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も荒い値動きとなりました。22日の取引では始値11,049.071から一時11,140.328まで上昇したものの、その後は売りに押されて安値10,666.405まで落ち込み、日中の変動幅が473.923ポイントに達するなど不安定な推移を見せました(確認値10,731.98)。半導体セクターの軟調な動きは、主要な半導体関連銘柄を抱える日本市場にも影響を及ぼす可能性があります。

 日本市場に目を向けると、直前22日の日経平均株価は大引けで前日比1,713.40円(2.65%)安の62,907.84円とすでに大きく崩れていました。東京市場が大幅下落を記録した直後のタイミングで、さらに米国市場でナスダックが急落したという時系列となります。前日の大幅安による市場の動揺が残る中、23日の東京市場では半導体や電子部品などの銘柄を中心に、米株安の影響を受けた売り圧力が一層強まる可能性が懸念されています。

 先物市場の動向では、23日午前5時10分時点の日経平均先物が62,650円で推移しています。これは先物データ上の表示において前日比550円安(0.87%安)の水準であり、22日の日経平均現物終値(62,907.84円)と比較しても257.84円低い位置にあります。また、外為市場でのドル円相場は1ドル=156.827円近辺の156円台後半で推移しています。先物水準の低迷は、23日朝の取引開始にあたって売りが先行しやすい背景を示唆しています。

 週末23日の東京市場は、前日の日経平均大幅安を受けた割安感からの自律反発を狙う買いと、米ハイテク株急落に伴うリスク回避の売りとが交錯する展開が予想されます。米国の株安圧力が東京市場でどの程度織り込まれるか、先物水準と実際の取引開始直後の寄り付き値とのバランスが本日の焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)