米国株3指数が上昇、半導体株高が鮮明 日経平均先物6万2800円台、東京市場は反発か

2026年10月27日 05:51

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東京証券取引所の案内表示。米国株主要3指数の上昇と半導体株高を受け、27日の東京株式市場では日経平均株価が反発して始まるかが注目される(資料写真)

今回のニュースのポイント

10月26日の米国株式市場は、NYダウが146ドル高となったほか主要3指数がそろって上昇しました。なかでもフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.82%高と大幅に伸長しました。これを受け、27日早朝の日経平均先物は6万2830円を付け、前日の日経平均現物終値(6万2189円65銭)を約640円上回る水準で推移しています。為替は1ドル=157円52銭前後、WTI原油先物は101ドル台となっており、東京市場が半導体株主導で反発して始まるかが焦点となります。

本文
 2026年10月26日の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇して取引を終えました。ダウ工業株30種平均(NYダウ)の終値は、前日比146.42ドル高の5万2,361.58ドルとなりました。ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は同214.03ポイント高の2万6,169.38、機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は同53.09ポイント高の7,676.77となり、それぞれ0.82%、0.70%の上昇を記録しました。週明けの米株式市場は買いが優勢の展開となり、東京市場の取引開始前に向けて堅調な外部環境が示されています。

 米国市場のなかでも特に強い値動きを示したのが半導体関連株です。主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、前日比304.006ポイント高の1万1,083.470で引け、上昇率は2.82%に達しました。この伸び率は主要3指数の上昇率を大きく上回る水準であり、米市場で半導体関連分野への資金流入が際立ったことを示しています。この流れを受け、本日の東京株式市場でも指数寄与度の高い半導体製造装置や電子部品などの主力銘柄に買いが先行するかが注目されます。

 一方、前日26日の東京市場で日経平均株価は、前週末比503円51銭安の6万2,189円65銭と下落して取引を終えていました。しかし、米株高を反映し、27日午前5時22分時点の日経平均先物は6万2,830円で推移しています。先物の表示画面上では前日比630円高(1.01%高)となっており、前日の日経平均現物の終値との比較では約640円上回る水準に位置しています。前日の下落に対する買い戻しや米株高に追随する動きが期待されますが、先物の気配値がそのまま現物市場の寄り付き価格を決定づけるわけではなく、実際の取引開始時の気配を見極める必要があります。

 外国為替市場では、ドル/円相場が1ドル=157円52銭前後で推移しています。前日比の明確な変化幅は示されていないものの、157円台半ばという為替水準は、自動車や機械、電機などの輸出関連企業の採算や業績見通しを考えるうえで、市場参加者が注目する材料の一つです。寄り付きにかけての為替相場の急激な変動の有無や、為替水準を意識した輸出関連銘柄への資金向かいが東京市場全体の地合いを測る材料となります。

 WTI原油先物は、編集担当が27日早朝に確認した市場データで、1バレル=101.35ドル、表示上の前日比は1.92ドル安(1.85%安)となっていました。表示時点では反落しているものの、価格水準自体は依然として100ドルの大台を上回っています。原油価格の動向は企業の燃料調達費や輸送コスト、さらには鉱業や石油・石炭製品といった資源関連株の株価形成に影響を与えるため、東京市場の周辺環境として注視されます。

 本日の東京株式市場は、米国市場での主要3指数上昇およびSOX指数の大幅高を背景に、反発して寄り付くかが焦点となります。日経平均先物が前日の現物終値を上回る一方、為替は157円台半ば、原油先物は101ドル台という市場環境が揃っています。寄り付き後は、半導体関連株に買いが入るか、その動きが他業種へ波及するかが注目点となります。日経平均が前日の500円を超える下げ幅を取り戻せるかも焦点です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)