菅義偉官房長官は18日の記者会見でTPP交渉参加国の担当閣僚による会合がインドネシアで20日にも開かれる予定になっていることを受けて、甘利明経済再生担当大臣をインドネシアに派遣し、関係各国の担当閣僚に日本の考えを説明し、理解を得る機会にしたいとの考えを明らかにした。
菅官房長官は日本の交渉参加に同意を得られていない国に対して特に、甘利大臣が説明をし、理解を得ていく機会にしたい考えを示したうえで「7月に交渉参加できるように努めたい考えに変わりない」とした。
日本の交渉参加について、カナダ、オーストラリアなど4カ国は支持をまだ表明していない。菅官房長官は同日夕の会見で「甘利大臣が行って、それぞれの担当大臣に対し、日本の考えを説明する良い機会だと思っている」と支持取り付けへの前進を期待した。(編集担当:森高龍二)