御杖ふるさと交流公社が公社支配人を全国公募

2008年09月29日 11:00

 全国の市町村名の中で、唯一「杖」の文字が付く奈良県御杖村の御杖ふるさと交流公社が、日帰り温泉施設・姫石の湯や宿泊施設・三季館などを運営する観光事業の指揮者として「杖」を振ってくれる「公社支配人」を全国から一般公募している。

 御杖村は天照大神が鎮座する地を探すために旅をしていた倭姫命が、この地を候補地として自らの杖を残したという伝説から付けられた村名といわれている。奈良県の最東部にあり、三重県に隣接。三峰山(標高1235m)の霧氷まつりは有名。村の面積は79・63平方キロメートル、人口2272人、916世帯の小さな村。

 公社では、今回、温泉施設、宿泊施設、キャンプ場(みつえ青少年旅行村)、みつえ体験交流館などの施設の運営はもちろん、村おこしのための観光事業のプロデュースにも積極的に参画していただけるバイタリティ溢れる人にお越しいただきたいと話している。

 応募条件は30歳以上の方で、サービス業や観光業の経験があり、粘り強い人。男女は問わない。応募受付は10月1日から10月30日(必着)まで。待遇は月給25万円と年2ヶ月分の賞与、社会保険。その後は公社運営状況により昇給する仕組み。必要に応じて住居も用意される。

 第1次は書類審査になっている。応募希望者は、学歴、職歴、業務に役立つ資格、その他、自らのPRと、小論文(杖をキーワードにした村おこし)を添えて、郵便番号633-1301、奈良県御杖村神須江330、御杖ふるさと公社支配人募集係へ、10月30日(必着)までに送ること。合否は11月5日必着で応募者全員に発送される。1次審査合格者を対象に11月中旬に同村役場で面接と筆記試験が実施される。詳しくは同公社(電話0745-95-6226)へ。