BMWの安全性に対するこだわりが「3シリーズ」で深化

2013年09月08日 11:20

 BMWがプレミアム・ブランドなのは誰もが認めるところだ。そして今やどんなブランドにせよ、自動車メーカーは安全性に対する明確な姿勢を示す必要がエコと同様に求められている。当然、プレミアム・ブランドに対するユーザーの要求はより高いものになる。

 ビー・エム・ダブリューは、中核モデルであるBMW 3 シリーズに前方の監視を行い安全なドライビングに貢献する「ドライビング・アシスト」と、車載の通信モジュールを利用し、乗員の安全と車両の状態を見守る「BMW SOS コール」および「BMWテレサービス」を標準装備した。

 今回、BMW 3 シリーズ が新たに標準装備する「ドライビング・アシスト」は、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に短時間軽いブレーキをかけ衝突を回避・被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」の三つが含まれている。また、歩行者検知機能の採用により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と「衝突回避・被害軽減ブレーキ」を作動させるシステムを構築している。

 また、車載の通信モジュールを利用して、乗員の安全と車両の状態を見守る「BMW SOS コール」および「BMW テレサービス」を全車標準装備するとしている。「BMW SOSコール」は、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してSOS コールセンターに接続し、救急や消防といった機関の早急な手配が可能となる。「BMWテレサービス」は、車両のメインテナンスやバッテリー電圧の低下といった情報を、自動的に担当のBMW 正規ディーラーに通知することにより、サービス予約が簡単となり、より正確なサービスを受けることが可能となる。またこれら「ドライビング・アシスト」、「BMW SOSコール」および「BMW テレサービス」は、同時にBMW6シリーズにも標準装備されるようになった。BMW3シリーズの価格は448万円から776万円となっている。(編集担当:久保田雄城)