MotoGP世界選手権第15戦マレーシアGPは、10月13日灼熱の国マレーシアのセパンサーキットで行われ、5番グリットからスタートしたダニ・ペドロサ(ホンダ)が、終始安定した走行を続け、2位マルク・マルケス(ホンダ)に大差を付け優勝、今季3勝目を飾った。
3位は、ホルへ・ロレンソ(ヤマハ)、4位バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、5位アルバロ・バウティスタ(ホンダ)、6位カル・クラッチロー(ヤマハ)が入った。なおポイントランキングは、1位M・マルケスに43ポイントの差で、2位J・ロレンソ、54ポイント差で、3位D・ペドロサとなった。
レースは気温31度、路面温度44度のドライコンディションの中で行われ、セパンサーキットを20周、23人のライダーが勇躍スタートした。
スタートはPPのM・マルケスを初めとした3人のフロントロー、ライダーが出遅れ、4番グリットのJ・ロレンソが見事なスタートからトップに立ち、5番グリットのD・ペドロサが2位と続き、3位はV・ロッシでスタートした。
すぐに4位に付けたM・マルケスがV・ロッシを抜き3位につけ、3強がレースを引っ張るいつもの展開に。トップに立ったJ・ロレンソが得意とする、序盤か逃げ切るレースかと思われたが、今日のJ・ロレンソはいつもと違い、後続を振り切る事ができない。
序盤にD・ペドロサにトップを明け渡すと、中盤M・マルケスと激しい2位争いを展開。M・マルケスが抜けばすぐにJ・ロレンソが抜き返す、チャンピオンシップを争う1位・2位ライダーの意地をかけた白熱した争いに大観衆は沸いた。
2位争いのデッドヒートの中、トップを行くD・ペドロサは着実にアドバンテージを築き、独走態勢をのままフィニッシュ。2位M・マルケスに大差でゴールし今季3勝目を手にした。
優勝したD・ペドロサの談。久しぶりに表彰台の一番高いところ立ち、本当に嬉しかった。今日は、フィーリング良く走れた。残り3戦に全力を尽くしたい。(編集担当:犬藤直也)