「グレングラント」が世界限定1万2000本、日本120本の限定ボトルを発売

2013年10月21日 21:10

GlenGrant

熟成50年以上のモルトを含め10年熟成ごとの5種を混和したバッティドモルト「グレングラント 5 ディケイズ」(アルコール度数46%/700ml)、価格はオープン。

 スコットランドのグレングラント・ディスティラリー社のシングルモルト・ウイスキーは、これまで並行輸入品が国内で流通していたが、今年4月からアサヒビールが国内で販売をスタートさせた商品だ。

 そのグレングラント蒸溜所は、1840年にスコットランド北部のハイランド地方で創業。ハイランドの中でもっとも多くのスコッチモルト蒸溜所が集積するスペイサイド地区のモルトとしてもクリアでライト、親しみやすい味わいを特徴とする。シーンを選ばない比較的カジュアルに楽しめるモルトとして人気があるのだ。同ウイスキーは、シングルモルト・ウイスキーとして世界第6位の販売量(IWSR/英国調査会社「The International wine and spirits Record」2012調べ)だとされ、世界的にメジャーなブランドなのだ。国内でアサヒビールがリリースするボトルは「グレン グラント ザ メジャー リザーブ」「グレン グラント10年」「グレン グラント16年」の3種だ。アサヒのオンラインシップでは順に2415円、3171円、5428円と比較的リーズナブルなモルトウイスキーだ。

 今回、限定発売を発表した「グレングラント 5 ディケイズ」は、グレングラント蒸溜所のマスター・ディスティラー(蒸溜所最高責任者)、デニス・マルコム氏が、50年間ウイスキー製造に携わってきたことを記念する世界限定ボトル。氏の経験を活かして作るシングルモルト・ウイスキーである。マルコム氏が蒸溜を手がけた1960年代から2000年代までの60年代、70年代、80年代、90年代、2000年代からそれぞれ厳選した5種類の原酒をバッティング(混和)したモルトなのだ。世界で12000本リリースされ、日本での販売は120本を予定している。
商品名のディケイズは「10年」を表す。つまり、50年熟成原酒を含む10年ごとの5世代モルトをバッティングしたモルトウイスキーは、豊かで華やかな熟成香、エレガントでまろやかな味わい、長い余韻が特長だという。

 「グレングラント 5 ディケイズ」のスペックで分かっているのは、比較的高めのアルコール度数46%、700ml瓶、価格はオープンということだけ。発売は2014年初頭、その他の情報は写真を参考にされたい。(編集担当:吉田恒)