ロート製薬<4527>は11月6日、9月中間期の連結業績見通しを上方修正した。
5月15日に発表した前回の業績見通しについて、売上高は640億円を645億円へ5億円(+0.8%)、営業利益は54億円を74億円へ20億円(+37.0%)、経常利益は56億円を77億円(+37.5%)、四半期純利益は33億円を45億円(+36.4%)、それぞれ上方修正した。経常利益は前年同期比で減益の見通しから、29.6%の増益見通しへ一転し、2期ぶりに中間期の過去最高益を更新する。1株当たりの四半期純利益は28.06円から38.27円に増加する。
利益面で36~37%台の大幅増益見通しになった理由について同社は、売上増、費用の効率化に努力したこと、広告費の一部が下期に繰り延べになったことに加えて、アジアでの売上が順調に推移したことを挙げている。
ロート製薬の9月中間期決算は11月12日に発表され、その際に通期の業績見通しも合わせて発表される予定になっている。(編集担当:寺尾淳)