辻元清美衆院議員 怒り心頭

2013年11月27日 07:49

 野党第1党の民主党の海江田万里代表は26日夜、衆院本会議で特定秘密保護法案が強行採決され、自民・公明・みんなの党などの賛成多数で可決したことに「11月26日は与党の暴走が始まった日だ」と厳しく批判した。

 海江田代表は「巨大与党は数にものを言わせて国民の不安の声、反対の声、国会のなかでの『もっと議論を尽くすべき』との声を押し切った。怒りを禁じえない」とした。

 参院での審議に際しては「あらためて法案の問題点をしっかり議論してもらいたい」とし「衆院の段階で対案を示してきたその中身を与党の側にぶつけていってもらいたい」と述べた。

 海江田代表は、特に国会が積極的に係わるかたちでの第三者機関の設置の必要性を訴える考え。また、時間をかけて広範な国民の意見を議論に反映させるよう求めたいとした。

 また、民主党・辻元清美衆議院議員は「怒りしんとうで、議員会館の自室に戻った。外では強行採決への抗議のシュプレヒコールと太鼓の音が鳴り響いている。今日は宗教者などたくさんの人たちが国会内外で反対集会(を開いている)」と多くの国民が不安を抱えていることをツイッターで紹介。

 また辻元議員は自身のブログで「特定秘密をスクープした記者は、すべて取り調べを受けることになる」とのタイトルで11月19日の衆院特別委での自身の質問での政府とのやり取りを紹介し、問題点の一部を分かり易くしている。(編集担当:森高龍二)