自宅や外出先でネット接続を利用するユーザーの実態調査が、株式会社 LinkLifeによって行われた。調査期間は2014年3月3～同5日。日本全国の20歳から59歳までの男女300人で、パソコンとスマートデバイスを持ち、かつモバイルルーターを使用している人を対象とした。
「あなたが『自宅』と『外出先』でインターネットを使用する際の機器を教えてください」という質問に対し、「自宅で使用している機器」では「パソコン」（99％）、「スマートフォン」（71.3％）、「タブレット」（51.3％）、「テレビ」（28.7％）、「ゲーム機」（24.7％）、「携帯電話（フィーチャーフォン）」（13.3％）となった。
一方「外出先で使用している機器」では、「スマートフォン」（84.3％）、「タブレット」（50.7％）が多く、その後に「パソコン」（23.0％）、「携帯電話（フィーチャーフォン）」（15.3％）、「ゲーム機」（8.3％）、「テレビ」（2.0％）となった。
多くの人がパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを持ち、自宅や外出先等の場面に応じ臨機応変に利用していることが伺える結果となったが、インターネットを使用する上で欠かせないのが回線。
「あなたは『自宅』と『外出先』でのインターネット回線の通信速度に満足していますか」との質問に対し、「自宅での通信速度」では「満足している」（41.3％）、「まあまあ満足している」（44.3％）を合わせた85.6％が満足している状態で、「あまり満足していない」（11.3％）と「満足していない」（3.0％）を合わせた14.3％を大きく上回っている。
しかし、「外出先での通信速度」では「満足している」（18.3％）、「まあまあ満足している」（45.7％）を合わせた64.0％が満足と回答しているものの、自宅に比べて約20ポイント低くなっている。「あまり満足していない」（30.0％）と「満足していない」（6.0％）を合わせた36.0％が不満を持っていることがわかる。
また、「あなたが利用しているデバイスの１ヶ月のインターネット回線料金を教えてください」という質問に対して「パソコン」では「5,000円以上」（26.7％）、「3,500円以上4,000円未満」（17.0％）、「3,000円以上3,500円未満」（10.7％）、「4,000円以上4,500円未満」（10.0％）、「4,500円以上5,000円未満」（9.0％）、「2,500円以上3,000円未満」（8.3％）、「1,000円未満」（6.0％）、2,000円以上2,500円未満」（5.3％）、「1,500円以上2,000円未満」（4.3％）、「1,000円以上1,500円未満」（2.7％）となっており、3,500円以上と回答した人は約6割となっている。
「スマートデバイス」でも同様に「5,000円以上」（32.0％）がトップ。ついで、「3,500円以上4,000円未満」（13.7％）、「4,500円以上5,000円未満」（11.3％）、「2,500円以上3,000円未満」（10.7％）、「1,000円未満」（5.3％）、2,000円以上2,500円未満」（3.7％）、「1,500円以上2,000円未満」（3.3％）、1,000円以上1,500円未満」（2.3％）となっている。
自宅でパソコン、外出先でスマートデバイス。いまやネットの繋がらない環境は考えられないと言ってもいい。しかし、その分デバイスの数は増え、接続の料金も増えてきている。便利さを享受する一方で、費用に頭を悩ます様子も伺える結果となった。（編集担当：堺不二子）
