【今週の振返り】午後の急落劇を繰り返して87円下落した週

2014年04月26日 20:12

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「シジフォスの石」のように、朝に14500円台まで積み上げても、昼下がりに先物に蹴り落とされた。

 前週末18日のNY市場は復活祭前の聖金曜日で休場。21日朝方の為替レートはドル円102円台半ば、ユーロ円141円台半ばで前週末とほぼ同水準だった。

 3月の貿易統計は1兆4463億円の赤字で赤字幅が市場予測を超えて過去最大。赤字は21ヵ月連続になった。為替は円安で反応し、日経平均は33.18円高の14549.45円で始まる。午前9時10分すぎには15600円にタッチするなど順調。プラス圏、15600円手前の値動きが続いた後、9時40分頃から14630円付近まで急伸。10時台には円安の追い風でさらに上昇し10時14分には18日時点の200日移動平均線14637円を越え14649円に達した。しかし上海市場がマイナスで始まると日経平均も水準を少し切り下げる。香港市場は休場。日経平均は下がっても14600円は割り込まず、前引は14607円だった。

 後場当初は薄商いの中、14600円を割り込んでジリジリ下げる。1時台になると先物主導で上昇幅を急速に縮め、TOPIXはマイナスに転落。為替のドル円も円高方向に少し進んでいた。1時25分にはとうとうマイナスに沈む。岸田外務大臣がTPP交渉について「オバマ大統領の訪日は目安になるがタイムリミットではない」と述べたのが売り材料らしい。それでも25日移動平均線の14493円がサポートラインになり14500円は割り込まずプラスに転じて小幅高水準で推移する。TOPIXはほとんどの時間マイナスのまま。日経平均は徐々に値を切り上げ、2時台はおおむね14540~14560円のレンジで小動き。3連休明けのNY市場を確かめたい様子見もあった。しかし大引けが近づくと再び下落し、結局マイナスで引けて3.89円安の14512.38円で小幅反落。日中値幅は146円だった。TOPIXは-1.97の1171.40で5日ぶりの反落。売買高は17億株、売買代金は1兆3074億円で商いは低迷が続いていた。

 プラス上位は鉱業、石油・石炭、その他金融、パルプ・紙、その他製品、情報・通信など。マイナス下位は不動産、医薬品、建設、ゴム製品、鉄鋼、海運などだった。

 復活祭の3連休明けの21日のNYダウは40ドル高。NASDAQ総合指数は26ポイント高で5日続伸した。ヨーロッパ市場は休場。株価を支えたのは3月のシカゴ連銀全米活動指数、CB景気先行総合指数の好調、ファイザーによるアストラゼネカ(英国)の買収報道、エネルギー関連のハリバートン、半導体大手AMDの好決算で、ハイテク株に買い安心感がひろがった。ファイザーは2.0%、ハリバートンは3.3%、AMDは11.7%上昇。22日朝方の為替レートはドル円は102円台後半、ユーロ円は141円台後半で、前日から少し円安に動いた。

 日経平均は73.91円高の14586.29円で始まる。序盤は14560~14600円の間で株価がしきりに変動し9時18分に14604円のピークをつけるが上値は抑えられる。10時台は為替が円高方向に戻したために下落し10時19分に14539円で底を打つ。香港市場の休暇明けは反落で再開。上海市場は前日終値付近でもみあい。その後は14500円台後半で推移し、前引は14556円だった。

 後場は昼休み中の先物高を受けて高く始まるがすぐに抑えられ14550円前後でのもみあい。しかし1時20分頃からはTOPIXはマイナスにタッチし日経平均も14500円台前半に水準を切り下げる。一時マイナスになり14509円まで下げた後、2時台、為替レートは動いていないのにマイナスに落ち、14500円を割り込んだ後は先物主導の下落に加速がつき、14450円を通過し2時45分には14405円まで下落した。2時に2月の景気動向指数改定値が発表され下落幅が速報値から0.1ポイント低い-1.9ポイントに悪化。リカバリーできる売買のエネルギーはなく、最後は14400円も守りきれず123.61円安の14388.77円で安値引け。日中値幅は216円にひろがった。TOPIXは-8.90の1162.50。売買高は16億株、売買代金は1兆4420億円だった。

 プラスはゴム製品、食料品。マイナス幅が小さいのは電気・ガス、化学工業、陸運、精密機器など。大きいのはパルプ・紙、証券、鉄鋼、海運、銀行、その他金融などだった。