【今週の振返り】リスクオフから抜け出せず103円下落した週

2014年05月17日 20:38

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経済指標がどんなに良くても、リスクオフで債券ばかり買われる謎と不思議のワンダーランドUSA

 13日のNYダウは19ドル高で5日続伸し終値は3営業日連続で史上最高値を更新。しかしNASDAQは13ポイント安で、モメンタム銘柄から大型主力銘柄への資金シフトが指摘されていた。注目の4月の小売売上高は0.1%増で市場予想を大幅に下回ったが3月分の0.4ポイント上方修正が打ち消す。この日もAT&TによるディレクTV買収が合意の見通しと報じられ、ウォール街ではM&Aが話題の中心。14日朝方の為替レートはドル円が102円台前半、ユーロ円が140円台前半で、ユーロが安くなっていた。

 日経平均は39.84円安の14385.60円と利益確定の売りが先行して安く始まる。午前9時4分にいったん14400円台にタッチしながら、どんどん値を切り下げ9時27分には14349円まで下げる。その後はTOPIXがプラスに転換し日経平均も9時49分に14419円まで上昇するがプラス圏の手前で待ったがかかる。TOPIXはずっとプラスでも日経平均は先物の上値が重くマイナス圏の14400円をはさむ小動きが続く。11時台は徐々に値を切り下げ、前引は14375円だった。

 後場も日経平均はおおむね14370~14400円の狭いレンジでもみあうだけでプラスに浮上できない。その間もTOPIXはプラス圏で推移し、銘柄数も業種別もプラスのほうが数が多くなる。大引け前に上昇をみせて14400円を突破するが、この日の高値にもプラスにも届かず、19.68円安の14405.76円で小幅反落した。日中値幅はわずか70円。TOPIXは+4.80の1183.15。TOPIXが高値引けでも日経平均はマイナスという終わり方。売買高は19億株、売買代金は1兆7097億円だった。

 プラス上位は不動産、その他金融、ゴム製品、証券、海運、保険など。マイナスは建設、鉱業、銀行、鉄鋼、情報・通信、石油・石炭だった。

 14日のNYダウは101ドル安で6営業日ぶりに反落。NASDAQも29ポイント安だった。4月の卸売物価指数(PPI)は0.6%上昇し市場予測を上回る。百貨店メーシーズの2~4月期決算は大寒波で減収でも純利益は増加。増配と自社株買い枠の10億ドル拡大も発表したが0.01%安で終えた。15日朝方の為替レートは、アメリカの長期金利が2.55%近辺まで下落したためドル円は102円を割り込んで101円台後半、ECBの利下げ観測でヨーロッパは債券高になりユーロ円は140円を割り込んで139円台後半と、円高が大きく進行した。

 日経平均は125.25円安の14280.51円で始まる。午前9時6分に14222円まで下げ、12日高値と13日安値の間に空けたマド埋めを完了する。9時21分に14190円まで下げるが、10時台になると14300円前後まで値を戻し、その後の前場の間はずっと落ち着いた小動きに終始して、前引は14279円だった。

 後場も前引と同水準で始まり、14300円につかず離れずでもプラスに浮上する気配はない。午後1時40分頃から一段安になり14250円付近に下がってもみあい。2時30分を過ぎると日経平均は値を切り上げ、大引け直前に14300円にタッチしたものの終値は107.55円安の14298.21円で続落。外部環境が悪化しても以前のようなボロボロにならず、この程度の下落ですんだ。日中値幅は116円。TOPIXは-4.86の1178.29で3日ぶりに反落したが日経平均よりも下落幅は小さい。売買高は20億株で6営業日ぶりの大台乗せ。売買代金は1兆8169億円だった。

 値上がり業種上位は石油・石炭、不動産、パルプ・紙、海運、鉄鋼、電気・ガスなど。値下がり業種下位はその他金融、証券、精密機器、保険、小売、倉庫などだった。