【今週の振返り】火曜日から3日続伸して251円も上昇した週

2014年06月21日 20:33

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ウクライナもイラクもアルゼンチンも、ちょっと前なら大騒ぎしていたはずがNY発のユーフォリアに塗り込められていく

 日経平均は1.56円安の15359.60円と小幅安でスタートした。TOPIXは1270台に乗せてプラスで始まる。日経平均は午前9時13分に12327円まで下げるが、9時台は何度もプラスにタッチし、10時台はおおむねプラス圏の15360~15380円で推移。変化したのは11時台で、15400円を突破して11時4分に15422円まで上昇。前引は15409円だった。

 後場は前引水準で始まるが、日経平均は段階的に値を切り下げる一方。午後1時台にはマイナスに落ちて15340円台まで下げた後、プラス圏の15390円付近までいったん戻しながら再びマイナスで、2時台はさらに下落。3日続伸後の利益確定売りの金曜日。日経平均は2時13分に15305円で底を打ってV字回復し、TOPIXとともに2時台後半にプラスまで戻すが、大引け直前に抑えられて11.74円安の15349.42円で3勝2敗、前週末13日終値から251.58円上昇して、5週連続のプラスで今週の取引を終えた。日中値幅は117円。TOPIXも-0.12の1268.92で日経平均とともに4日ぶりに反落した。売買高は29億株、売買代金は2兆5968億円で前日よりも多く、東京市場に売り買いの活気が戻ってきた。

 プラス上位業種は不動産、非鉄金属、建設、証券、ガラス・土石、ゴム製品など。マイナス下位業種は石油・石炭、水産・農林、パルプ・紙、保険、機械、小売などだった。(編集担当:寺尾淳)