保護者の4割が「本音はスマホを持たせたくない」

2014年07月20日 22:03

 スマートフォンの使用は小学生では1割未満に留まっていたが、中学生になると一気に3割以上が所持するようになっていた。一方でスマホやタブレットを持たせている保護者の4割が本音では「持たせたくない」と感じていた。英会話のGabaが行った「小中学生の教育とコミュニケーションに関する保護者調査」でわかった。

 調査は小中学生の子供を持つ男女1000人を対象に実施した。

 スマートフォンを「持たせている」のは、小学生低学年では2.4%、高学年でも7.8%だが、中学生になると34.4%となり、一気に全体の3割以上を占めるようになっていた。タブレット端末を「持たせている」のは、小学生低学年では5.1%、高学年では 9.3%、中学生では17.1%だった。

 スマホやタブレット端末を持たせている保護者の意識では、スマホ・タブレットのいずれも「持たせてもよいと思っている」は6割程度で、4割は「本当は持たせたくない」と考えていた。また、持たせていない保護者の意識(いつまでに持たせたいと思っているか)をみると、スマホは、「高校生になったら持たせたい」が最も多く42.8%で、「小中学生の間に持たせたいは23.0%と、多くはスマホは高校生からと考えているようだ。

 スマホやタブレット所有者で、勉強に活用しているというのは、スマホが47%、タブレットが55%といずれも半数前後が勉強に活用していた。

 保護者がタブレット端末に期待することは、「楽しんで勉強できる」43%、「ネットに接続でき、すぐに調べ物ができる」32%、「動画や音声など、教材の幅が広がる」30%となっている。一方で、不安なこととして「ゲームばかりする」を挙げる人は68%にものぼる。また、「ネットトラブルに巻き込まれる」「ネットの閲覧ばかりする」といったことも、半数以上が不安に感じていた。

 実際、IT端末がごく身近なアイテムとなった昨今、ゲームにはまる子供の行動に悩む保護者は多いようだ。この傾向は、特に男子小中学生の保護者に強い傾向もわかった。

 子供の教育に関する悩みでは「子供の勉強・成績」40.4%が最も多く、次いで「将来の進路・学校選び」37.9%、「教育費・教育資金」26.8%、「叱り方」24.5%、「子供の TV 視聴・ゲーム」22.9%の順。

 これを男女別でみると、「子供の TV 視聴・ゲーム」を悩みとして挙げた保護者の割合は、男子29.8%と3割となり、女子の2倍近くになっていた。

 調査結果からは、タブレットなどのIT端末を学習に活用することに魅力を感じつつも、同時にゲームなどの娯楽へのアクセスが容易になることを心配する保護者が多いことがわかる。タブレット端末を使った学習については、「ITリテラシーが身につく」ことを期待する回答もあったが、タブレットの便利さを上手に活用しつつ、有害と思われる使い方からは我が子を守る、そんな保護者ならではのITリテラシーが求められているのかもしれない。(編集担当:横井楓)