今度は仮免許運転で書類送検 「レームダック」議員に存在価値はない

2014年09月07日 10:21

 9月2日、兵庫県警は県議会の桐月一邦兵庫県議(神戸市垂水区選出、県政クラブ・連合)を仮免許中にもかかわらず必要な条件を満たさずに公道で運転をしたとして道路交通法違反容疑で書類送検した。桐月県議は6月30日夜、神戸市北区の路上で仮免許しか持っていないにもかかわらず法律で定められている運転歴3年以上の指導約を同乗させずに運転を行った。桐月県議は2012年10月に交通違反に免許取り消し処分を受けており、再取得中だったという。

 また地方議員の不祥事か、と簡単に片付けてはいけない。なんとこの桐月県議は昨年にも問題行為を行っていた。13年7月に補欠選挙で初当選した3ヵ月後の同10月、当時所属していた自民党県議団の宴会で「女性は金で買うもの」と発言し同僚である女性県議に「1万円でどうや」と言いながら抱きついたという。

 問題は桐月県議が不祥事を重ねたことだけではない。不祥事を起こした議員が辞職をせずに議員として給料をもらい続けていたこともまた大きな問題である。桐月県議は昨年の不祥事で自民党議員団に退団届けを提出したが、議員団の石川幹事長は「酒の席のことでもあり、本人も反省している」として口頭注意にとどめた(その後離党)。民間企業で同じことを行ったらどのような処分を受けるだろうか。少なくとも「口頭での注意」のみで済まされることはないだろう。しかし、議員の世界では議員本人が決断しなければ多くの問題行為は責任を取らなくて済んでしまうのが現実だ。世間を騒がせた東京都議会のヤジ問題や、兵庫県議の不審な出張の問題も、議員は辞職せず身分も給料もそのままである。

 「レームダック」という言葉がある。やめるとわかっている役立たずの政治家を指す言葉だ。問題行為を起こした議員は市民からも見切りをつけられており、議会を説得し政策を進めるのは非常に困難だという意味でこの「レームダック」と言えるだろう。確かに再チャレンジのチャンスを与えることは必要だろう。しかし、それは一度辞職し再度選挙という審判を受けてからでも遅くはないのではないだろうか。

 レームダックとなった議員はもはや存在価値はないといっても過言ではない。議員を養っているのは税金である。議員自身に改めてその自覚を持ってもらいたい。(編集担当:久保田雄城)