消費税引上げ実施時の懸念払拭に努める 谷垣氏

2014年10月11日 12:07

 自民党の谷垣禎一幹事長は10日、消費税をめぐる党内の議論について「論点はある意味で常に同じで、『する前にやることがある』、『増税する前にやることがあるだろう』というような議論が基本的な議論になっている」と記者団の質問に答えた。

 消費税議論では経済についても「必要かもしれないが情勢をよく見ることが必要だ、とかも、大体同じことをめぐっている」とした。

 谷垣幹事長は「安全保障も、常に論点は『巻き込まれるのではないか』という論点」などと例示し、「もちろん、そう単純化してはいけないが、こういう問題は、ある意味では議論のパターンは同じで、その時直面している状況は違うが、懸念は同じ。成長政策をとればその成長政策についていけないものがあるのではないか、増税すると経済に悪影響を与えるのではないか、増税によってものすごく負担感を持つ人があるのではないかなど、懸念はほとんど共通と言っていい」と語った。そのうえで「状況をよく見て、そういう懸念を払拭していく努力をしなければいけない」と消費税については経済状況と税率引上げ実施時の懸念払拭対策につとめる考えを示した。(編集担当:森高龍二)